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王都の冒険者たち」
番外編一 冒険の合間に・風呂場にて

番外編一: 冒険の合間に・風呂場にて 3

2010.03.11  *Edit 

 ミクエルは唇も柔らかい。ささくれてひび割れた男どもの唇と比べて、なんて瑞々しいんだろう。
 プリシラは自分の唇で彼の下唇を挟み、軽く吸い込んだ。ミクエルがぴくりと肩を震わせる。
(ああ、可愛い~)
 思わず彼女は彼を強く抱き締め、唇をこじ開けて、舌を差し入れた。ミクエルの口の中で、彼の舌を捕えようとするが、それは不器用に動いて、なかなか捕まえられない。さらに唇を押し付ける。くちづけは深まり、唾液が溢れ返った。
 ミクエルの舌、歯茎、柔らかい唇の内側を味わうと、彼女は一度唇を外した。ミクエルは僅かに息を弾ませている。
「キスも初めて?」
 少年は無言で頷いた。くちづけの快楽に恍惚としているより、初めての行為の衝撃からまだ抜けていないようだ。
「じきにエミリーに教えてやって」
 呟きながら、彼の頬を撫でる。
 続いてプリシラは、正面からミクエルの胸に唇を押し当て、乳首にも口づけすると、少年の体で最も興味深い部分に手を伸ばした。
 湯の中の陰茎に、再び指先で触れる。
「いつから、こんなになるようになったの?」
 ミクエルは俯いてしばらく答えなかった。だがプリシラは、そこを撫でながら彼を見据え続ける。もはや彼は彼女から逃げようという気はないようだ。
「……覚えてないけど……十三歳ぐらいの時……」
「いつもこんなになっちゃったら、どうしてるのよ?」
 それは半分、本気の疑問だった。あちらこちらでやり散らかしているらしいシーマスや、何でもアリの変人セルヴィスは置いておいて、特に女がいる様子も無い、ルークやミクエルは、普段どうやって性欲を解消しているのだろう。
 一人で慰めるという方法もあろうが、普段彼らは大部屋で一緒に寝泊りしている。自慰をする機会などもない。プリシラ自身、そんな時間があれば、ここまで欲求不満が溜まったりはしなかったと思われる。
「放っておくよ……。自然に収まるから」
「なにソレ~。つまんない。ウソつくんじゃないの。ほんとはどうしてるのよ?」
 どこまでも真面目ぶろうとするミクエルに、ちょっとした苛立ちを覚えた。プリシラは指先で撫でてた彼自身の根元を、右手で握り締める。
「あっ……」
 浴槽の床に手をついて体を支えているミクエルが、眉を寄せて切ない声をあげた。
「教えなさいよ。ほんとは自分でこうやってるんじゃないの?」
 彼女の厚い掌の中で、少年の性器は徐々に硬さを増していく。やや力を込めて握っても、痛がる様子は無い。ということは、普段から自分で握っているに違いない。
「正直に言いなさい。あんた、次にウソついたら、承知しないわよ」
 握った手を上下にしごく。皮を被った彼自身は、増々硬くなり、しっかりとした手ごたえを伝えてきた。
「うっ……。ごめん……」
 プリシラに、最も敏感な部分を擦られながら、ミクエルは首を振り、身をのたうたせている。なんだか悩ましい。
「本当は……、お風呂とかトイレで、そうやって自分で……」
「ふうん、そうなんだ」表情を一変させて、プリシラは微笑んだ。「誰にやり方を教えられたの?」 
「……シーマス」
(あのエロガキ……。いたいけな少年に余計なことを……)
 そうは思ったものの、プリシラがエミリーにやっていることも似たようなものである。女経験が無いミクエルに、面白がって様々なことを教えたがるシーマスの気持ちも、解るような気がした。
「ねえ、ミクエル。まさかあいつに、変な女がいるような店に連れて行かれたりしてないよね」
 陰茎をしごく力をやや弱めながら聞くと、彼は目を閉じたまま首を振った。
「それはないよ。誘われたけど、行ってない」
「偉いわね。じゃ、女と寝たことはないの?」
「……ない」
 プリシラの予想通り、ミクエルは再び首を振った。彼がうっすら目を開ける。潤んだ瞳がプリシラを盗み見た。まるで子犬に躾をしているようである。プリシラはもう一度彼に微笑みかけた。
「それなら、ここをどう使って女と寝るかも、知らないの?」
「それは、シーマスが教えてくれた……」
(あいつ~!)
 またもや自分のことを棚に上げ、顔をしかめるプリシラを見て、何か勘違いしたのか、ミクエルは慌てたように言い足した。
「でも、……その……本当に寝たことは無いよ。僕は女の人に触れちゃいけないし」
「今、めっちゃ触ってるじゃん」
「プリシラが触ってるんだよ!」
 羞恥に頬を染めて、思わず上がった彼の甲高い声が、丸天井の浴場に響いた。ミクエルは恥じたように表情を固め、再び目を閉じる。なんて可愛い子犬だろう。 

 プリシラが彼の性器から手を放すと、ミクエルは瞳を見開き、切なそうな視線で彼女を追った。ますます子犬に縋られる主人のような心持ちになる。
「こっち、いらっしゃい、ミクエル」
 プリシラは、彼の体を抱えるようにして、温かい湯に満たされた浴槽を横切った。プリシラにしがみつくようにしてついてくるミクエルは、彼女より若干背が低い。自分より背が低い男も、彼女は恋愛対象ではなかった。
 だが、そんなことはどうでもいい。
「座って」
 浴槽の縁に腰掛けさせる。彼は逆らいもせずに、彼女の言う通りにした。
 生真面目な修道士と言えども、やはり性への好奇心には勝てないのだろう。そんなところがとても可愛く思える。
 浴槽の床に膝をついたプリシラは、ミクエルの両脚を軽く広げさせ、そこに体を割り込ませた。そうすると、彼女の目の前で、少年の一物が立ち上がっているのが目に入る。
「プリシラ……やっぱりだめだよ。修道会を追い出されちゃう」
 彼女がそれに唇を近づけようとすると、少年のあえかな声が聞こえた。興を削がれた気がしたプリシラは、ミクエルを睨み上げた。
「言わなきゃ、わかんないわよ。おとなしくしてらっしゃい」
 再び右手で、真正面にあるミクエルの陰茎を握ると、掠れた声を漏らして、彼は口を噤んだ。
 もう一度そこを優しく擦り上げる。
 女を知らない少年の性器は、さらに硬さを増して膨らみ、空を差して立ち上がってきた。その硬くがっしりとした手触りは、プリシラに軽い驚愕を与える。
(大きい……かも)
 彼女がかつて交渉を持った男たちと比べると、ミクエルのそれは、かなりの手ごたえを感じる部類に入る気がする。プリシラは巨根主義ではないが、少女めいた童顔の、まだ幼い少年の陰茎が、これほど大きいというのは、妙に背徳的で淫靡に感じられた。
 しかし将来的に、性器の大きさだけを誇るような馬鹿男になって欲しくない。敢えて彼女はそれを褒めることをしなかった。
 いまや天を差して屹立したミクエルの陰茎に、プリシラはもう一度顔を近づけた。ミクエルの腰が僅かに震える。血管をまとわりつかせて赤く染まった男根の先端は、可憐なほどの桃色をしていて、無防備な姿をプリシラに晒している。そこにある小さな穴からは、透明な液が漏れ出していた。
 舌を伸ばして、それを掬い取る。
「あっ……! そんなことしたら、だめだよ」
 少年の腰が軽く浮いた。悲鳴のような甲高い声が、プリシラの鼓膜を揺るがし、頭の中を熱くさせる。
「だまってなさい」
 低い声で囁き、空いている左手で、陰嚢に触れる。指先で優しく転がすと、ミクエルはもう一度深いため息をついた。
 彼女は舌をしならせるようにして、ミクエルの先端を優しく舐めた。
「あっ……う」
「痛い?」
 経験の少ない少年を気遣って声をかけると、彼は潤んだ瞳で彼女を見下ろし、首を振った。
「ちょっと痛いけど……」
「けど、なに?」
 彼は黙り込む。しかしミクエルの瞳を覗き込むだけで、言葉は無くても彼の言いたいことが分かった。
「痛いけど、気持ちいい?」
「うん」
 やっと素直に頷いた少年を抱き締めてやりたくなる。だが今はここから手を離しては、彼が可哀相だろう。時間はまだある。

 プリシラは唇で柔らかく彼自身を包み込んだ。口の中、掌の下で、彼がびくびくと震えるのが分かる。
「ああっ……」
 ミクエルの悩ましい声が頭上から降ってくる。彼女は満足と勝利感を覚えた。こんなに真面目で可愛い少年が、ついに彼女に屈服した。
 柔らかい口の中で、彼を擦り上げてやろうと、唇をすぼめたが、半分までも飲み込めない。
(やっぱり大きい……かも)
 その感慨は、口の中に広がる男性器の生臭い匂いと相まって、プリシラの頭をくらくらさせた。天使と見紛うような少年に、こんな猛々しく、汚らわしく、頼もしいものがあるなんて。
 彼女の脚の間も熱くなる。湯の中でプリシラは、腿を静かに擦り合わせた。男に触れられてもいないのに、そこが潤ってくるなんて、ほとんど初めての感覚であった。
「出しちゃだめよ。出そうになったら言ってね」
 彼自身を咥えながら、ミクエルを見上げて言うと、彼女を見下ろした彼は頷いた。自分の性器を口に含んでいる女が、彼にはどう映っているのだろう。年下の少年の足元に跪いて、彼の性器を愛撫しながら、それでいて彼を支配しているような、倒錯的な思いが押し寄せてくる。
 プリシラはできるだけ深く、彼を飲み込みながら、顎を動かし始めた。咥えきれない根元は、手で擦りあげる。
「あっ……あ……プリシラ……」
 快楽を与えている時に、名前を呼ばれるほど嬉しいことはない。彼女は何度か喉の奥をえずかせながら、彼をさらに深く飲み込んだ。唾液が溢れてミクエルの男根を濡らし、湯の中へ滴る。
「プリシラ……だめ……出ちゃう」
 それほど時間が経たない内、ミクエルは呻きのような声をあげた。プリシラはゆっくり動きを緩め、名残惜しいような気分で、彼から顔を離した。
 喉で可愛い少年の精液を受け止めてもいいが、やはりまず彼女自身で彼を味わいたかった。

 立ち上がったプリシラは、ミクエルをそっと抱き締めた。ミクエルも、おずおずと彼女の背中に手を回す。
「ミクエル」
 顔を離し、プリシラを見つめる少年の瞳が愛しくて、彼女は軽く彼にくちづけてから口を開いた。
「あたしの体も触って」
 紅潮していたミクエルの顔は、さらに赤らんだ。
「でも……どこ?」
「どこでもいいわよ。あんたが触りたいとこ」
 視線を泳がせていたミクエルは、プリシラの瞳を見つめた後、彼女の体に目を移した。自分で言っておきながら、プリシラもやや顔が熱くなる。
 贅肉の少ない、筋肉質の肢体。戦士として気に入っているが、すべての男に好かれるものだとは、プリシラも思っていない。
 ミクエルはそっと手を伸ばして、プリシラの、あるかなしかの胸の膨らみに手を触れた。彼はそこを握り締めようとしたようだが、脂肪がほとんどない彼女の胸は、とても掌で握ることなどできない。
 プリシラが指示する前に、ミクエルは指を動かして、彼女のささやかな乳房の中心に触れた。ようやく痺れるような快楽がプリシラの体に流れる。
 プリシラより繊細な、ミクエルの指先が、先ほど彼女が彼にそうしたように、乳首をそっとつまんだ。
「……あ」
 吐息を吐いて、ミクエルの頭を抱く。
「……気持ちいいの?」
 浴槽の縁に座ったまま、プリシラを見上げる少年に、頷いてみせた。
「気持ちいいよ」
 ミクエルは、微苦笑のような表情を覗かせた。再び胸の奥をつねられる気がする。こんな子供に、こんなことを教え込んで、いいのだろうか。俄かに湧き上がってきた罪悪感は、欲情を煽るだけだった。
 ミクエルはしばらくプリシラの両の乳首をまさぐっていた。その度に彼女の体を、熱い感覚が駆け抜ける。
「ねえ……下も触って」
 焦らされるように、熱っぽい声で少年に告げると、ミクエルはプリシラを見上げた。
「下って……」
「そこ」
 痺れを切らしたプリシラは、彼の手を掴んで、自分の下腹へと導いた。ミクエルの頬がさらに赤く染まる。
「でも……いいのかな」
「いいの。でも、そっとね」
 頷く少年の仕草が可愛らしい。彼は胸に触れた時よりもずっと慎重な手つきで、プリシラの恥丘に指を伸ばした。彼女は立ったまま、僅かに脚を開いて、それを待つ。
 褐色の陰毛が生え揃った、柔らかい女の丘に、ミクエルの指先が触れた。
「柔らかい……」
 少年の吐息が、そこを覆った。再び無垢な人間を堕落に導いているような、不思議な罪悪感に見舞われる。
「女のここも、見たことない?」
「ないよ」
 ミクエルは首を振る。顔を上げもしない。自分の性器が、年端もいかない少年を夢中にさせている。頭が熱くなった。
 彼は恐る恐る、彼女の脚の間に指を差し入れた。
 触れられて分かる。そこは既に熱く潤っていた。
「とろとろしてる」
 少年の素直な言葉が、プリシラの羞恥を煽る。体の芯が熱を帯びた。
「いいのかな。こんなとこ……触って、大丈夫?」
 やっと顔を上げたミクエルは、上目遣いにプリシラを見た。女の性器の柔らかさに触れ、不安になったらしい。
「そっと触れば大丈夫。もっと……奥まで指を入れてみて」   
「うん」
 彼は従順に頷き、彼女の脚の間にある、秘密めいた裂け目に、慎重な手つきで触れた。ミクエルの指先がそこに潜り込んでくる。プリシラはたまらず、彼の頭を再び抱えた。柔らかい髪と小さな頭に触れる。
 可愛い。なんて素直で可愛い子だろう。
 いつもプリシラやエミリーの分まで縫い物をしてくれる、白くて繊細な器用な指先で、教えられた通りに、プリシラの濡れた性器を探ってしまう。右も左も分からない、もらわれてきた子犬と同じような、このあどけない少年に、こんな淫らなことを教え込んでいる。
 胸元に感じる、ミクエルの息遣いも荒い。女に飢えた荒くれ男ではなく、無垢な少年を興奮させている自分の肉体を、久しぶりに誇らしく感じた。この少年も、この先何人もの女を知れば、優雅さに欠けるプリシラの肉体などに、興奮しなくなるかもしれない。けれど女を全く知らない今の彼なら、プリシラの思い通りにできる。
「あ……ここ……」
 切ない思いがにじんできた瞬間、ミクエルが小さな声をあげた。潤んだ裂け目の内側を丁寧に探っていた彼の指が、愛液の源となる彼女の入り口を探し当てたのだ。
「すごい濡れてる。……指、入れていいの?」
 彼は再びプリシラを見上げた。可愛い顔をして、なんて恥ずかしいことを聞くのだろう。
「いいよ。そっとね」
 プリシラの呼吸も乱れ始め、声が僅かに掠れた。
 ミクエルは、全身で指先の神経を感じ取ろうとするように、体を強張らせた。秘肉を押し退けて、細く骨ばった異物が、優しく入り込んでくる。
「あああっ……あ!」
 かれこれ半年ぶりくらいに、自分の指以外のものをそこに受け入れ、刺激と快楽に、プリシラは思わず甲高い声を上げた。
「プリシラ……大丈夫?」
 上擦った少年の声も震えている。
「大丈夫よ。なんで?」
「だって、ぬるぬるでめちゃくちゃだよ、ここ。大丈夫かな? 本当に大丈夫?」
 息遣いが荒いミクエルの声は、熱に浮かされたように、どこか白痴めいている。こんなミクエルは見たことがない。
「だいじょうぶ……あん……あ!」
 プリシラが答える前に、彼は彼女の中で指をゆっくり前後に動かした。粘液質の卑猥な音が、微かにそこから聞こえる。
 知識の無い、好奇心のまま動く少年の指先が、プリシラの体の内側を何度もくすぐった。心地良さがじわじわと体に染み入る。鳩尾のあたりが苦しくなった。
 この子が欲しい。今指で慰められている場所で、彼自身を味わいたい。
「ミクエル、ありがとう。もういいよ」
 そっと彼の右手に手を添え、プリシラの体内から指を抜き出させると、ミクエルはどこか怯えるように彼女を見た。惚けたような幼い表情が、さらに胸の奥を突く。不慣れな彼の行為が、プリシラを不快にさせていないか、不安なのだろう。
 男に縋るように見つめられても、もう鬱陶しいだけだったのに。
 プリシラは彼の頭を引き寄せるように、もう一度ミクエルにくちづけを落とした。

「上がって」
 プリシラはミクエルの脚を浴槽から持ち上げ、浴場の床に彼を横たわらせた。続いて彼女も浴槽から出る。
 古いタイル張りの濡れた床に、ミクエルは温まって濡れた体を、素直に横たえている。潤んだ目で見つめられて、プリシラの胸も切なく絞られる。
 もう彼は逃げようとしない。
「ミクエル……」
 少年の不均衡な肉体に覆いかぶさりながら、プリシラは彼を見つめ返して訊いた。
「あたしのこと、好き? 女として」
 ミクエルは、少しの間、ぼんやりと彼女を見上げていた。茶色が混ざる緑の瞳が、浴槽の湯のように揺らめく。
 やがて彼は、鼻にかかった声で呟いた。
「分からない……」
 一番いい答えである。好きだなどと言われれば、ここで終わりにしなくてはならない。
 欲情に頭をくらくらさせながら、プリシラは彼の腰に跨り、そそり立つ彼自身に、自分の秘唇をあてがった。彼が僅かにぴくつき、ねだるように少年の腰が動く。
「入れたい?」
 再び意地の悪い気持ちで尋ねながら、ミクエルの頬と顎を撫でる。彼は大きく顔を歪ませた。
「でも……女の人と交わったりしたら、僕……」
「大丈夫よ。──嫌なの?」
「嫌じゃないよ」
 彼は情熱に霞む目で彼女を見上げ、首を振った。
「でも、やっぱり、良くないかなって……うっ……あ……!」
 懸命に道徳と本能の間で戦う少年の言葉の途中で、彼女は構わず腰を落とし、彼自身を飲み込んだ。

 重く熱い感触が突き上げてくる。プリシラは眉を寄せてそれをこらえたが、噛み締めた唇の隙間から、か細い声が漏れた。
 プリシラの入り口は、十分以上に潤んでいたが、半年近くも男を受け入れていなかった。ミクエルの男根に貫かれ、狭まっていた膣は僅かに軋むような痛みを伝えてくる。
 彼女は少年を飲み込んだままの姿勢で、頭を殴られたような挿入の衝撃を味わっていた。やっぱりいい。男はいい。素晴らしい。
 初めて女の中を知った少年の顔を見下ろすと、彼も眉を寄せて、快楽とも苦痛ともつかない衝撃に耐えているように見えた。
「ミクエル……気持ちいい?」
 荒い息の中から掠れた声を搾り出すと、ミクエルは何度も頷いた。
「あったかい……やわらかくて、ぬるぬるしてる」
「ミクエル」
 プリシラは上体を折って、彼の頭を抱き締める。舌を伸ばして彼の唇を求めると、ミクエルも同じように舌を差し出してきた。唇を合わせ、舌を絡めながら、徐々に挿入の恍惚から抜け出した彼女は、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「あっ……プリシラ……!」
 ミクエルが切ない吐息と共に彼女の名前を呼ぶ。
 彼自身が彼女の中に入り込み、下腹じゅうを満たしている。深く腰を落とすと、尖った彼が膣の内側を擦り、その先端がプリシラの最も深い部分を突くのが分かる。
「ミクエル……気持ちいい。とってもいい」
 少年の発達した胸板に両手を置き、プリシラは徐々に腰の動きを早めた。鍛えた腰や腿の筋肉が、彼女の望み通りの動きを刻む。
「ほんとに? 気持ちいい?」
「ほんとよ。あんたは?」
「ぼくも……」ミクエルの体が痙攣を起こすように震える。彼の甘ったるい声もまたおののいた。「僕も、気持ちいいよ……。どうしよう……本当は、こんなことしちゃいけないのに」
「そんなことないわよ。本当にいけないなら、神様が男と女を作るはずないでしょ」
「でも……でも……」
 喘ぐミクエルが仰け反る。切なげな表情に、彼女はまた大きく心を揺り動かされた。
 彼の腹に手をついて体を支え、さらに腰を前後に深く揺さぶる。久しぶりだからか、それともミクエルの性器の大きさのせいか、プリシラの体内の異物は、かつてないほどにその中を満たし、弾け飛びそうに思えた。突き上げてくる重い快楽は、一気にプリシラの脳髄を溶かした。
「ああっ……! ミクエル……いい……気持ちいい……おおきいよ……すごいよ……!」
 性器のことは褒めるまいと思っていたが、夢中になった彼女は、僅かに涎を飛ばしながら、はしたなく叫んだ。
「プリシラ……プリシラ……! 僕も。どうしよう、僕も気持ちいい。どうしよ……」
「いいの。気持ちよくていいんだってば」
 湯気だけが溜まる、人気の無い浴場に、荒い息遣いと、男女の嬌声が響き渡る。こだまがふたりの耳を打ち、さらに彼らの羞恥を煽った。
「プリシラ、もっと……もっと早く動いて」
 ミクエルが揺れる瞳で彼女を見上げ、プリシラのほっそりと引き締まった腰をつかむ。いつも彼に命令するのはプリシラだ。彼は苦笑いしながらそれに従う。今、逆のことをされても、少しの屈辱も覚えず、愛しさばかりが募った。
 命令は与える方が、与えられる方を支配しているわけではない。与える方が甘えているだけなのだ。いつも、ずっとそうやってミクエルにプリシラが甘えてきたのだ。たまには逆のことがあってもいい。甘える彼の言うとおりにしてあげたい。
「ミクエル……」
 かわいいミクエル。やっとのことで、彼女はその言葉を飲み込んだ。彼を傷つけてしまうかもしれないと思ったからだ。ただ彼の名を囁き、頬を撫でると、少年の望み通り、さらに早く、深く腰を動かし始めた。プリシラの尻の付け根が、ミクエルの性器の根元にぶつかり、皮膚同士が触れ合うぺちぺちという音が、淫靡に響く。
 ミクエルの手が、プリシラの尻をぐっと握った。僅かに痛みを覚えるほどの力だった。
「う……っ……プリシラ……!」
「ミクエル、出そう?」
「うん……!」
「ごめんね、中で出しちゃだめだから」
 プリシラ自身、半身を引き剥がされるような気持ちで、最後の理性を振り絞り、やっと彼自身から体を離す。ミクエルの落胆の喘ぎが、切なく彼女の耳を責めた。
 休みなく跪き、彼の根元を手で強く握る。プリシラ自身の、白く濁った愛液にまみれ、てらてらと光っている。それを素早くしごき始めた。
「ミクエル……いいよ……出して。イって」
「プリシラっ……はあ……あ……!」
 ミクエルが伸ばした手が、正座したプリシラの腿を強く掴んだ。少年は体を仰け反らせて腰を浮かせる。その瞬間、彼女が握る彼自身が小さく痙攣を起こし、先端の穴から勢いよく白い液体が飛び散った。二度、三度と、彼の腰は浮き、そのたびに精液が撒き散らされて、プリシラの手や体にも飛沫が飛んだ。

 痙攣が収まると、ミクエルの体は力をゆっくりと失って、浴場の床に沈みこんだ。
 プリシラは取り立てて精液が好きでもなかったが、洗い落としてはミクエルが傷つくかもしれないと思い、右手を汚した、白く濁った液体を舐め取った。まだ匂いが淡い。体内から吐き出されたばかりだからなのか、彼の体質のためなのかは分からなかった。
 肩で息をしているミクエルは、まだ恍惚と天井を見上げている。彼の下半身にある器官は、あれほどの猛々しさを見せていたというのに、ミクエル本人同様に、力を失い始めていた。
(食べちゃった)
 プリシラは微笑みながら、仰向けになったミクエルの額に手を伸ばし、汗ばんだそこをそっと撫でた。

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