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王都の冒険者たち」
番外編一 冒険の合間に・風呂場にて

番外編一: 冒険の合間に・風呂場にて 6

2010.04.01  *Edit 

 膣の中に入り込んだミクエルの指が、ゆっくりと中を探るように動く。その度、濡れた音がプリシラの秘部から響き、彼女を赤面させた。尻と秘所を男の目の前に晒して、そこを探られるのは、彼女に取って初めての経験だった。
 体の中で、軽くミクエルの指が折り曲げられる。膣の前側を指先で撫でられた。
「あっ……はあっ……!」
 息が詰まるような快楽が溢れてくる。背骨にずしりと重みを覚えるような愉悦だった。
「あ……ここ? ここ、感じる?」
 同じ場所を何度かミクエルが優しく押す。プリシラの表情は見えないはずなのに、背後から彼女の動きと反応を観察しているのだ。
 もう一本、別の指が襞を押し広げて侵入してくる。彼女が最も快楽を覚える部分をさらに強く刺激された。
 先ほどミクエルがプリシラの中を探っていた動きとは全く違う。あの時、初々しい少年の振りをした彼は、ぎこちない動きで、プリシラの膣を指で擦っていたが、今はまるで彼女の体内を知り尽くしたように、艶かしく指が動く。膣の潤い方も、プリシラの体の熱も、さっきとは段違いだ。
「うっ……ふ……ううん……あ!」
 触れられるたび、腰が淫らに動いてしまう。ミクエルに笑われているだろうと分かっていても、もう止められない。尿意のような、どうしようもない快楽が次々と溢れてくる。
 それがプリシラの脳髄を完全に満たす寸前で、彼は指を引き抜いた。ただ彼から与えられた快楽が、塊となってそこに残る。
 ほどなく同じ場所に、柔らかく、濡れたものが触れる。肛門のあたりに固い皮膚が当たった。鼻だ。
「いい……いいよ、ミクエル、そこまでしなくていい!」
 正面から脚を広げられ、秘部を舌で愛撫されることはあったが、尻を突き出した姿勢で、後ろから舐められるのは初めてだった。らしくもなく恥じらいが湧き、プリシラは振り向いて首を振った。
 予想していたことだが、ミクエルは頓着しなかった。彼がふっと小さく笑うと、その目の前にある場所が、ミクエルの吐息で温められる。
「さっき、僕の舐めてくれたから」
「いいってば!」
 湯の中に浸かったままの脚を振って、意志を伝えようとしたが、ミクエルの手に簡単に押さえ込まれてしまった。尻に顔を埋め込むように、ミクエルが頭を寄せる。襞が軽く広げられ、その奥に舌が触れた。
 プリシラの愛液がミクエルに舐め取られる。ずるずると卑猥な音を立てて、彼の舌は彼女の最も秘められた場所を探った。
 犬、それこそ子犬に舐められているみたいだ。しかもとんでもない場所を。閉じた目の奥の幻が、プリシラの意識を熱くさせた。綺麗好きのミクエルが、プリシラの尻の穴に鼻を触れさせ、性器を舌で愛撫している。なんて汚らわしいことをさせているのだろう。そして何故彼はそんなにまでして、プリシラを可愛がってくれるのだろう。
 尖った舌先が、つるりと膣の中に入り込む。
「はぅ……ああう」
 思わず腰を浮かせ、ミクエルの頭にそこを押し付けるように尻を動かすと、膣の入り口付近を撫でていた舌がするりと離れた。
 切ない気分で荒い息を吐くプリシラに、背後からミクエルが笑いかける。
「プリシラ、犬みたいだよ。そんなにがっつかないで」
 こんな少年に犬呼ばわりされたのは、屈辱以外の何物でもない。だが本当のことである。何も反論できず、ただプリシラは、唇を噛んでその甘く苦い感覚を味わった。

「ねえ、プリシラ」
 ミクエルの声が、プリシラの背後の高い位置から降ってくる。既に彼は立ち上がったのだ。
「もう一回、入れてもいい?」
 突き出した尻の下で、むきだしになったプリシラの秘所に、柔らかく、熱いものが押し当てられる。
 早く欲しい。
 それしか考えられない。プリシラは突っ伏したまま、がくがくと頭を縦に動かした。
「いいの?」
 もう一度頷く。しかしミクエルはさらに問いかけてきた。
「ねー、どっち? 嫌なら僕もやめとくけど」
 喉の奥から、溜め息の塊が漏れた。それは嗚咽に似た音をたてて、彼女の肺を震わせる。これ以上ないほど激しかった鼓動が、さらに高まる。心臓が破けそうだった。
 何度、何人の男に、ほとんど抵抗もなくそう言っただろう。けれどこの少年にそれを告げるのは、考えるだけで、息が絶え絶えになるような、屈辱、あるいは悦楽を伴う気がした。
「……入れて」
「え? なに? 何を? どこに? 聞こえない」
 ふざけているとしか思えないミクエルの言葉に、再び喉の奥が震える。高ぶった感情の形も名前ももう分からない。
 唇をわななかせながら、プリシラは声を絞り出した。
「お願い……ミクエルのを、あたしの中に……入れて」
「プリシラが僕にそんなこと言っちゃだめだよ」
 尻をつかむ手に力が込められたと思うと、潤みきって開いた彼女の入り口に、熱い塊が差し込まれた。

 背後で手を拘束されたまま、プリシラは僅かに体をのたうたせて、言葉にならない歓喜を叫んだ。視界が白むほどの、強烈な快楽だった。
「ううあっ……あ……あっ……」
 体の芯を極限まで満たす、彼自身に彼女は酔いしれた。脳髄まで串刺しにされてしまった錯覚を覚える。
 プリシラが挿入の余韻を味わいきらないうちに、ミクエルは腰を動かし始める。
「まっ……待って、ミクエル! まだ……まだ……」
「待たない」
 甘い声で厳然と言い放ちながら、彼は増々動きを早めた。少年の荒い息遣いが、背中から伝わってくる。体ごと揺さぶられて、寝そべった体が床のタイルに僅かに擦れる。
 まるで天使に罰されているみたいだ。自分の淫蕩を、清らかな天使に、これ以上ないくらい皮肉な方法で、罰を受けている。
「はぁ……プリシラ……締まってて気持ちいい」
 切れ切れに呟くミクエルも、鍛えた彼女の下半身に包まれ、熱い悦楽を感じているようだった。
「あたしも……ミクエル……!」
 体を動かされ、突っ伏したまま顎を床に擦り付けながら、夢中でプリシラも叫んだ。熱い塊が何度も体の奥を突いて、激しく重い愉悦が意識を焦がしている。
「ねえ、さっきのもう一回言って。僕の褒めて」
 彼女の体を激しく揺さぶりながら、ミクエルがうわずった声で囁いた。子犬はわがままだ。プリシラの手に負えない。
 それでも彼女は乱れた呼吸の下から、甘くかすれた声を上げた。
「ミクエルの……大きくて気持ちいい……!」
「プリシラ……! プリシラの中も気持ちいいよ」
 先刻と同じように、広い浴場に彼らの荒れた息遣いと、白痴めいた喚きが響き渡る。

 唐突にミクエルが動きを緩めた。
「プリシラ」
 息を弾ませながら、鼻にかかった高い声がプリシラの耳に入り込む。
「なに?」
 早く。体が冷めない内に続けてよ。僅かに苛立ちながら、プリシラは振り向きもせず訊いた。
「逃げないって約束できる?」
「逃げないよ。約束する」
 逃げられるわけない。プリシラが掠れた声で囁きながら頷くと、手首にミクエルの手が伸び、そこに巻きつけられたタオルが取り払われる。
 やっと自由になった腕を動かすと、肩が痛んだ。
 体の中から、まだ熱いミクエルの分身が引き抜かれる。
「待って……」
「こっち向いて」
 抗議の声をあげる前に、うつ伏せだった体をひっくり返される。上気したミクエルの顔が見えた。こんなあどけない少年に、あれほど激しい、堕落したほどの悦楽を与えられていたなんて、信じられない。
 プリシラが動けずにいるうち、ミクエルは彼女の背を抱き締めて、もう一度床に押し倒す。少年の肉体と重みを全身で受け止め、頭がくらくらした。
 開いていた脚の間に、再び彼自身が触れ、静かにプリシラの中に打ち込まれる。
「ふぅぅっ……ああっ!」
 顔を歪めて叫びながら、プリシラもミクエルの背中に腕を回した。脚を彼の腰に絡みつけた。
 舌を伸ばすと、ミクエルの顔が近づき、彼の唇に舌を吸われる。そうしながら、彼はもう一度体を揺すり始めた。膣の中を固く膨れたミクエルの性器が、何度も往復する。先ほど指で刺激された部分よりもっと奥に彼がぶつかると、頭の先まで快楽が溢れて吹き零れた。
「ミクエルっ……ミクエルぅ! そこ……そこ、もっと突いて。気持ちいい!」
「プリシラ……」
 泣きたいような気がする。目を閉じるとすべてが闇に閉ざされて、ミクエルの声と肌の感触、そして体の中で暴れ回る彼自身しか分からなくなる。他のすべては遮断された。
「あっ……あああああっ……! うわ……はあああ……!」
 押し流される水が出口を求めて流れ出すように、プリシラの愉悦も一点に向かって集束していく。膣が小さく痙攣した。腰がびくびくと浮き上がる。
「待って……プリシラ、まだいっちゃだめ……あ!」
 収縮する彼女の体の中で、自身を引き絞られているミクエルも、小さな悲鳴のような声をあげ、腰を引いてプリシラの中から出て行こうとする。体内に射精しては不都合だからだ。
 そう思うのはプリシラも同じなのに、彼女は脚を強く寄せて、ミクエルの尻をしっかりと抱き込んだ。
「だめ……ミクエル、中で……ああああっ!」
「だめだよっ……うあっ」
 体を震わせ、全身でミクエルを締め付けながら、プリシラはしっかりと彼の肉体を捕まえた。ミクエルも最後の悦楽に襲われたのか、首を振りながら大きく息を吐き、プリシラの体を抱き締める。
 ミクエルの腰が何度か深く彼女にぶつけられた。そのたびに彼の情熱と欲望が、体の奥に放たれるのが分かった。


 少しの間、ふたりは息を弾ませながら、互いの体を抱き締めていた。
 やがてミクエルは小さな息をつき、プリシラから体を離す。体の中から彼のものも抜けていき、脚の間から悦楽の残滓が漏れ出した。
 うつむきがちに、再び微かな溜め息を吐いたミクエルの表情は、随分おとなびて見えた。もう一度だけ口づけしたいと思ったが、プリシラはその衝動を飲み込んだ。
「ごめんね、中で出しちゃった」
 膝を折って腰を沈め、浴槽の湯の中で股間を濯ぎながら、ミクエルは呟いた。古代人が使っていた温泉公共浴場で、精液を吐き出した性器を洗うとはいかがなものかと思った。雇い主の魔術師やエミリーが知れば、目を回しそうだ。
「しょーがないわよ。別に……」
 わざとむっつりとプリシラは答える。
 射精のために、体から離れて欲しくなかったのはプリシラだ。どんな男とだろうと、今のところは妊娠など望んでいないプリシラは、滅多なことでは男に体内で射精させない。しかしその恐れも押し流すほど、我を忘れて情交に溺れたのは、久しぶりだった。
「避妊薬、持ってる?」
「ある」
「飲んどいてね」
「当たり前でしょ」
 つっけんどんに言い返すと、顔を上げたミクエルは微笑んだ。今までの痴態が嘘のような、いつも通りの無邪気な笑みである。
「よかった。じゃ、僕、先に出てるね」
 やっと上体を起こし、浴槽の縁にどうにか腰掛けているプリシラに、ミクエルが近づいた。理由も無く身構えるが、彼はやや腰を屈めて、プリシラの頬にそっと唇を触れさせただけだった。
「今まで通り、これからも仲良くしてね」
 鼻にかかった、子供っぽさが残る声でそう囁き、まだ半分意識が朦朧としているプリシラの横で、浴槽から上がる。
「風邪引かないでね」
 ひらひらと手を振って笑顔を残し、小柄な少年の姿は脱衣室へと消えた。         


 足元からずるずる滑るように、プリシラは浴槽に浸かった。頭に血が上っていたせいか、まだ半分ぼうっとしている。
 浴槽の縁にだらしなく落ちているタオルを拾い上げ、汗にまみれた顔を拭う。彼女はやっと長い溜め息を吐き出した。
 こんな柔らかい綿のタオルで、手首を結び合わされたところで何でもない。プリシラが本気で力を込めれば、ほどくことも、場合によっては引きちぎることもできた。
 多分、利口なミクエルもそれを知っていた。
(クソガキめ……)
 忌々しくタオルをタイルの床に放り投げ、プリシラは再び顔を両手で拭った。
 ミクエルの普段のあの態度は、すべて演技なのだろうか。あるいは女を相手にする時だけ、特殊な性癖が前に出てくるのだろうか。いずれにしても、とんだ食わせ者だ。
 うっかり年下の童貞を毒牙にかけたつもりが、逆にいいように玩ばれてしまった。
 このまま済ませるものか。
(どーやって、仕返ししてやろうか)
 湯の中で腕組みをしながら、あのふざけた子供をぎゃふんと言わせる方法を考える。
 だが浮かんでくるのは、先ほどの別人のようなミクエルの仕草と、自分の乱れた言動、そしてふたりで分かち合った悦楽ばかりだった。
「あー、もう!」
 両手でばしゃばしゃと水面を叩き、まとわりつくような、睦み合いの残り香を断ち切る。
 何がこれからも仲良くしてだ。
 何が風邪引かないでだ。
(風邪なんか、引いてたまるか)
 舌打ちした瞬間、プリシラは立て続けに大きなくしゃみを三回繰り返した。  


 春と言えども、夜も深まってくると、さすがに寒い。
 温泉に入れば体が温まるのは結構な話だが、もう真夜中近い時刻だ。宵っ張りのシーマスと言えども、長旅を続けてきた後は、さすがに眠かった。
 彼が思わず大きな欠伸をすると、それがうつったように、隣を歩くルークも大欠伸を見せた。
「あー、眠い」
 ルークのぼやきを聞き取り、先を歩くセルヴィスが振り返る。
「浴場はすぐそこですよ。温泉に入れば、ぐっすり眠れますから」
「いや、入んなくても、今ならぐっすり眠れっから」
 言い返すシーマスに、セルヴィスはのんきな笑顔を見せた。
「体にいいんですよ、ここの温泉は。ルークの怪我も、シーマスの頭もすぐに良くなりますよ」
「なんだよ、オレの頭って……」
「あっ、そういう意味じゃありません。頭の中身じゃなくて、外、髪の毛の話です。短気な人間は毛が抜けやすいと言いますけど、ここの湯は増毛に効果があると言われていて……」
「今からいらねーよ!」
「静かにしろ。夜中なんだから」
 ルークに諭され、シーマスは不機嫌に黙り込んだ。
 彼も温泉に興味はあったが、何しろ今日は到着したばかりだ。明日ゆっくり入ればいいと思っていた。
 今夜すぐに入れるならいいが、プリシラとエミリーたち女性陣が、有無を言わせず、雇い主の魔術師の尻を蹴り飛ばす勢いで、温泉に向かっていってしまったのだ。女の風呂は長いので、彼女たちの後となれば、相当遅くなってしまうだろう。
 彼女たちが出かけた後、ミクエルは村の教会に挨拶に出かけたので、夕食の後、なんとなくシーマスはルークと二人で、食堂で地元の麦酒をちびちび飲みながら、どうでもいい話をしていた。
 そろそろ寝ようかと思ったところで、到着直後に、夕食も食べずに寝込んでいたセルヴィスがいきなり起き出してきて、温泉へ行きたいなどと言い出したのだった。
 一人で行けと言ったが、どうもセルヴィスは、夜中の村の中を、一人で共同浴場に向かうのが怖かったらしい。齢三十五歳の男の我儘に付き合っていられないが、彼は温泉は怪我にいい、夢見がいいと騒いで、なかなか引かなかった。何故、魔術師はこうも変人が多いのだろう。
 結局面倒見のいいルークが腰を上げ、シーマスもなんとなくルークに付き合う形で、こうして男三人でぞろぞろと浴場に向かっているのだった。
 二階で寝ていたセルヴィスは、起きた時に廊下でエミリーとすれ違ったというので、女たちは戻ってきているようだ。
 普段は全員同じ部屋に放り込まれることが多いが、今回は豪華に、二人部屋を三室与えられていた。おかげで女たちの様子は分からないが、プリシラの風呂は大抵エミリーより早いので、彼女も戻ってきているのだろう。
 浴場へ続く緩やかな坂を上っていると、前方から早足の足音が近づいてくる。ルークが持っていたランプを軽く掲げると、坂を小走りに下ってくるミクエルの姿がぼんやりと浮かんだ。
「あれ、なんだお前、帰りが遅いと思ったら、風呂に行ってたのか」
 彼らの前で足を止めたミクエルに、シーマスが声を掛けると、彼は苦笑いを見せた。
「そうなんだけど……。皆ももしかして、お風呂に向かってるの?」
「そうです。どうでした?」
 セルヴィスが頷くと、ミクエルは顔を強張らせて激しく首を振った。
「だめだめ。まだ、プリシラが入ってるんだ。僕、気がつかないで中に入っていっちゃって、すっごい怒られたよ。……外でしばらく待つか、今日は諦めた方がいいよ」
 ミクエルは肩を竦めると、シーマスたちに手を振って、坂を軽やかに駆け下りて行った。
「……怖かっただろうなあ」
 少年の後ろ姿を見つめながら、気の毒そうにルークが呟く。その横でシーマスは首を傾げた。
「でもあいつ、髪の毛濡れてなかった?」
「水ぶっかけられたんじゃないですか? 可哀相に。……今日は諦めて、明日にしましょうか」
 セルヴィスの温泉に掛ける不屈の情熱は、プリシラの脅威の前にあっという間に霧散したらしい。何事にも泰然としているセルヴィスだが、プリシラの恫喝だけは苦手なようだ。
 確かにどんな温かな温泉と言えど、鬼がそこに浸かっているのでは、敢えて踏み込むのは無謀というものだ。彼らは顔を見合わせ、仕方なく踵を返して宿へと戻り始めた。
「しかし、珍しいな、プリシラが長風呂なんて」
「ひとりエッチでもしてんじゃねーの」
「それ、明日本人に言ってもいいですか」
「やめろ、冗談に決まってんだろ。殺されるよ!」
「静かにしろって」
 めいめい勝手なことを言いながら坂を下る。
 夜道を歩きながら、しかしふとシーマスの胸に、小さな疑念が湧いた。
 先ほどすれ違ったミクエルは、春の夜道を教会から歩いてきた割に、随分と血色が良かったようだ。
 プリシラに怒鳴り飛ばされ、怯えのあまり頭に血が上ったのだろうか。
 気の毒にと思いながら、後ろを振り返って、丸屋根をいただく、古代の浴場の美しい建物を見上げる。休みなく立ち上る湯気が、朧に霞む夜空に吸い込まれていった。


<冒険の合間に・風呂場にて:おわり>


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~ Comment ~

RE:拍手お返事 >Kさん 

拍手、ありがとうございます~!
おかげで、無事に戻ってきました…^^;

プリシラさん、可愛いと言っていただいて、ありがとうございます!
普段気丈な女の子が、ひとたび乱れると…というシチュエーションは、私も好きです(笑)
そういう女の子を屈服させる方が、確かに征服感は満足されそうですね~。
難易度高いですけど、その分…^^

エミリーさんのような人は、予想通りの反応…という点では平凡すぎるかも…(笑)
あれでイザとなると、「私の足をお舐め」というような女王様系に変貌するなら、それはそれで面白いかもしれませんねえ。
…面白いだけかも><
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