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山間の城の物語」
第一章 山間の城

1.停戦会談 (2)

2010.06.21  *Edit 

 グレンの方も強く抱き寄せたレジーナの身体、自分の腹に押し付けられている彼女の乳房の柔らかさを感じた。昔知っていた少女の頃から、彼女は骨ばった少年のような骨格をしていたが、女戦士にしては珍しく胸元はふくよかで、愛らしかった。
 今も変わっていない。どころか、蕾だった花が艶やかに咲き誇るように美しくなっていた。最後に会ったのは、まだレジーナが二十歳になる前だったろう。それから数年を経て完全に成熟した彼女は正しく女盛りと呼べた。ごつごつしていた肩や腰周りも丸みを帯び、鎖骨のあたりには見苦しくない脂肪が薄く現れ、日焼けしているばかりだった肌は、しっとりと陶器のような艶やかさを持っていた。
 それに先ほどの自分の隙を突く為の口づけ。結婚して、人妻として男を知り、悦びを知った女の熟達した手管だ。
 グレンは熱っぽい息を吐きながら、レジーナの口内を荒らした。彼女はわずかに身体をよじるが、先ほどの脅しが効いたのか、目立った抵抗はしなかった。
 右手で細い腰を抱きながら、左手で髪を撫でる。そのまま掌を長い髪の中へもぐらせて小さな頭を抱えるように撫でさすると、レジーナの身体はびくりと揺れた。
 グレンの乾いた手は首筋を辿り、鎖骨をなぞる。荒々しい舌の動きとは反対に、羽が触れるような優しい動きに背筋がぞくりとした。くすぐったいような感触がか細く走り抜ける。
「やめて……」
 顔を離し、声をあげようとしたが、再び唇で塞がれた。
 首筋を撫でていた手が胸に下りて、彼女の豊かな乳房をそっと押さえた。
 いくらなんでも停戦会談の場で無礼だ。レジーナは本気で力を込め、グレンの腕を振り解こうとしたが、予想以上に彼の力は強かった。結婚してからは以前ほどではないとはいえ、レジーナも相当鍛えたのだ。並みの男などより腕力はある。しかし最前線で戦い続け、常に訓練を積んできた職業軍人には敵わなかった。
 レジーナは自由になる両肘から下を振ってグレンの身体を叩いて抗議の意を示したが、彼にとっては猫に甘噛みされたようなものだった。
 グレンは上質の綿で織られたドレスの上から、包むように乳房をつかむ。親指で浮き出た乳首をそっと擦ると、そこが固くなるのを感じた。
「やめてよ」
 舌を絡ませられながら、何とかレジーナは声を絞り出したが、グレンは答えもせず、彼女の舌を吸い上げた。唇が唾液にまみれてしまう。
 ドレスの上から固くなってしまった乳首を指先でつまみあげられ、そのまま弄ばれる。くすぐったいでは済まない、さらに甘美な衝動がそこから全身に広がろうとしている。
 いやだ。悔しい。こんな場で、こんな男に。
 必死で自制するが、それが却って感覚を研ぎ澄ませてしまうようだった。
 男の手はそこを離れ、レジーナの右の腰を撫で回した。その手の動きから快感を探り当てようとする自分がいる。
 だめだ。体を凍らせなければ。しかし既に火が灯されたように、もう抑制が効かない。
 グレンの手は先ほど彼女が、彼を不意打ちする為に、服に空けた切れ込みを探しあてると、そこから服の内側に入り込み、彼女の素肌に直接触れた。この男は覚えていたのだ。レジーナは血の気が引く。
「やめて。やめなさいよ……」
 唇を振りほどき、礼儀も忘れて自由になる右足で、グレンの足を蹴りつけるが、これも全く効かない。どころか、服の中で右の太ももを捕まれてしまった。
「おとなしくしろよ」
「なんでよ。冗談じゃないわよ」
「さっき言ったろ。自分の立場を分かっとけって。俺の部下どもに、お前の侍女たちをどう扱わせたいんだ?」
「……最低」
 低く罵るのが精一杯だった。この男なら何のためらいもなく、部下たちに城を略奪し、女官たちを陵辱するように命令するだろう。
 動きを止めたレジーナを見て、観念したと思ったのか、グレンは右手の力を緩め、繰り返し彼女に口づけた。

 服の下に差し入れた左手で脚を撫でる。鍛えた筋肉にほどよく脂肪が乗った、素晴らしい手触りだ。女の肌に勝る手触りはない、どんな上質な陶器も絹も決してこの感触には勝てないだろう。唇を合わせながら自分を睨み返す美しい女城主を見つめ、グレンはそう思った。
 手をそのまま太ももの裏に滑らせる。そこから下は手触りのいい絹の靴下に覆われていた。
 下からなで上げると、彼女は微かに背を反らせた。脚に力がこもるのが分かる。そのまま下着に包まれた尻まで左手を動かす。女の尻独特の、重たい肉の感触が少ない、小ぶりの尻だった。力を込めると、レジーナの体がさらにグレンに寄る。豊かな乳房が二人の体に挟まれて潰れた。
 レジーナの細い眉が寄ったが、彼女は苦痛の声すら漏らさなかった。
 舌をさらに差し込み、上あごの裏を舐める。レジーナの表情はさらに険しくなった。グレンもまた口づけたまま目を見開き、彼女を観察していた。
 舌を下あごに移すと、唾液がレジーナの口の中に流れ込んだ。
「うっ」
 快楽か嫌悪か、レジーナは顔をそむけ、唇を外す。グレンはしかし執拗に彼女に顔を寄せた。
 昂った感情の為に紅潮した彼女の唇は赤い。二人の唾液で濡れている。それは細い顎を伝い、むき出した鎖骨に滴っていた。
 乱れた扇情的な姿だというのに、瞳は力を失っていない。グレンにとっては美しい肉食獣を相手にしているようで魅力的だった。
「こっち向け」
 逃れようとするレジーナに低く告げる。彼女の瞳に怒気が宿った。
 だが一瞬後に、先ほどのグレンの脅しを思い出したのか、表面上は彼の命令に従った。
 そう、命令だ。再びレジーナの唇をこじ開けながら、グレンは思う。
 この辺境の城は自分たちが占領した。降伏したレジーナたちは、彼らに従わなければならない。この気の強い女にはさぞ屈辱的だろう。
 グレンは彼女の臀部を撫でていた手をさらに動かした。二つの肉の間に下着の上から手を触れる。
 されるがままになっていたレジーナが、いきなり肘から下の腕を振り回して、彼のわき腹に叩きつけた。グレンはその女にしてはやや太い、鍛えられた腕を、彼女の体を抱え込んだ右手でそのまま掴む。
「……なにすんの」
 顔をやっと離して抗議の声をあげたレジーナを全く無視し、服の中の左手でさらに彼女の中心を撫でさすった。下着の上からでも秘唇の感触が分かる。指を押し込むように強く触れると、またレジーナが身じろぎした。指先には布が皮膚とこすれる感触はなく、滑らかに動いた。
 レジーナは再び右腕に力を込めた。だが今度はしっかりと腕を掴まれて動けない。
 先ほどからグレンにしつこく舌を差し入れられ、唇を噛まれ、吸われているので、息が苦しい。それは相手も同じだろう。息が荒かった。まるで触れ合う互いの体に興奮しているようだ。
 違う。
 必死で言い聞かせないと、じわじわと沸いてくる火照りに呑み込まれそうだった。
 グレンの指はさらに彼女の固く閉じた両脚の隙間に無礼に滑り込み、秘唇を前後に撫でている。頬が紅潮するのは屈辱かそうでないのか、分からなくなってきていた。
 グレンが成長したレジーナの美しさに感嘆したように、レジーナもまたグレンの年月を重ねた変貌に魅力を感じていた。
 若い頃の粗暴さは表情によって巧みに隠されている。そうしていると、元々甘い顔立ちはある種の気品すら漂わせた。長身だった体躯は、さらに鍛えられて厚みを増した。体が密着すると、服の上からでは分からない筋肉の弾力を感じた。実際、歴戦の女戦士でもあるレジーナを軽々と封じ込めている。

 触れ合う唇から艶かしいものが流れ込んでくる気がして、レジーナは目を閉じた。
 違う、考えてはいけないと思う方へと、意識の奥が引きずられていく。
 男の指が下着を押し退けて、中に入ってきた。ぬるりと滑る粘液の感触。自分より、グレンの方が分かっているに違いない。愛する男から長く愛撫を受けたわけではない。目の前の男とただ口づけを交わしただけなのに。そう思うと羞恥のあまりこの場から消えてしまいたかった。
 無骨な長い指がそのままくねりながらレジーナの体内に侵入してくる。ぬめった愛液がそれを待ちかねているようだ。彼女の秘部は全く抵抗せずにグレンの指を受け入れた。
「……くっ」
 歯を食いしばり、声をこらえる。下半身から、体の芯から熱が立ち上ってくる。甘美な疼きに瞳に涙が浮かぶ。彼女はそれをせめて苦痛の為だと、男に思わせたかった。
 グレンの唇はレジーナのそれから離れ、頬へ、耳へと触れられる。まるで友人同士が交わすような、罪の無いくちづけのように、軽く。礼儀正しく。
 けれどそれとは逆に左手はレジーナの中を無遠慮に探っていた。自分の体の中に、自分でないものがいる。彼女が、その屈辱とも恐怖とも言える行為を許したのは夫だけだった。
 信頼しているから夫は許せる。身を任せられるのだ。そして快楽を感じることができる。
 レジーナはそう思っていた。
 では何故、信頼と対極にいるような、狡猾で油断がならない、しかも敵方である男に触れられ、そこから快楽が生まれてしまうのだろう。
「……は」
 声をこらえても息が乱れる。グレンは一言も喋らない。相変わらず体を締め付けられ、肘から上は全く動かせない。指先、爪先に力がこもる。知らずドレスのひだをきつく握り締めていた。
 体の中で指がねじれるようにゆっくりと蠢く。時には奥へと伸びたかと思うと、次は入り口に近い部分を撫でる。単純な前後運動ではなく、常に何かを探しているように変則的に動き続けた。
(あの人はこんなことしたことがない……)
 脳裏に浮かんだ考えに、次の瞬間レジーナは絶望的なまでに恥じ入った。よりによってグレンと夫を比べるなんて。
 比べてはいけない。愛と信頼に満ちた愛撫と、欲望のままの猥褻な行為は次元が違うものだ。
 しかし自分に言い聞かせるほど、夫の顔、声、睦み合いの姿が浮かび、離れない。羞恥と罪悪感によって、潤んでいた瞳から涙がこぼれた。耳を撫でていたグレンの唇が、その涙を掬った。
 壊れ物に触れるような、優しい触れ方。しかしそこから漏れる息は荒かった。体の中をまさぐっている彼の指のように。
 足が震える。もう耐えられない。何に耐えているのだろう。罪悪感か、快楽か、苦痛なのか。意識がぼやけ、熱を帯びて拡散した。
 それでもレジーナは歯を食いしばり、ドレスを握り締め、声を漏らすのをこらえた。どちらも言葉を発さず、愉悦のため息も漏らさず、応接間には男と女の荒い息遣いだけが白々しく響いた。

 突然グレンの指が体内から引き抜かれる。その一瞬に生まれた感情をレジーナは押し殺して封じ込めた。
 グレンは彼女のドレスの中に忍ばせていた手をそこから抜き取った。つい目を向けたレジーナは、その骨ばった中指が自分の性器から溢れた液体に濡れているのを見て赤面した。愛液は指どころか掌にまで広がり、濡らしていた。
 彼はその手をテーブルに伸ばした。そこには先ほどレジーナから取り上げた、彼の命を狙った短剣が置いてある。グレンはそれをつかんだ。
 殺されるのか……。
 レジーナはそう思っても、抵抗する気も無かった。これだけ辱めを与えられた挙句に殺されるなどと、普段の彼女であれば誇りが許さなかっただろう。だが今は頭に霞がかかり、指一本動かすのも億劫だった。
「動くなよ」
 グレンは短剣を掴んだままの手を、再び切れ込みからドレスの下に差し入れた。
 さすがにぞっとする。何をするつもりなのだろうか。どのように殺すつもりなのか。いずれにしても動けなかった。
 腿に冷たい刃の感触を感じる。それはゆっくり彼女の肌を傷つけずに滑り、腰に引っかかっていた下着の紐を断ち切った。

 からんと音を立てて、グレンの手から放り出された短剣が床に落ちた。
 同時に締め付けられ続けていた男の右手の力が緩む。太ももを何かが滑り落ちた。拾わなければ。
 しかし、緩慢なレジーナよりも素早くグレンはかがみこんで、ドレスの裾から彼女が身につけていた下着を拾い上げた。
 彼の手に人肌よりも冷たく、ぬるぬるとした感触が伝わる。ドレスと同じく、高級な綿でできた下着はじっとりと濡れていた。
 うまく行けばこの場でこの女城主を抱けると思ったが、なかなかしぶとい。部下を呼んで、女を押さえつけて陵辱することは簡単だが、苦痛に泣き叫ぶ女を抱いてもあまり愉快ではない。
 テーブルに腰をもたせ掛けているレジーナの目は、まだ潤んでた。だが、その瞳は力を失っていない。誰が敵か、彼女はまだ忘れていないようだった。もう少し楽しめそうだ。
 グレンはこれ見よがしに、彼女が穿いていた下着を自分の上着の懐にしまいこんだ。
「何考えてるのよ。返してよ」レジーナの顔にさらに血が昇った。「変態じゃないの、あんた?」
 男は挑発されて怒るどころか、薄笑いを浮かべた。 
「あ、ナニ? その変態に触られて喜んでたお前は何なんだよ?」
 一言も言い返せなかった。握りこんだ拳に爪が食い込む。いつの間にこんなに伸ばしていたのだろう。冒険者だった頃は、怪我の元だからいつも短く切っていたのに。
 油断していた。
 自分も。夫も。安穏とした日々に飼いならされて、同じ日がずっと続くと思っていた。夫が戦場に出た時から、もうそれまでの日常は終わっていたのだ。何故分からなかったのだろう。
「さて、それじゃそろそろ夕食会に行きましょうかね、副伯夫人。せいぜい盛大に歓迎してくれや」
 後悔にさいなまれるレジーナの肩に馴れ馴れしく手をかけ、グレンは告げた。

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